【シャンティイ（フランス）1日＝太田尚樹】日本代表シンエンペラー（牡3、矢作）が“最強チーム”で凱旋門賞に挑む。史上最強馬の呼び声高いフランケルも手がけた英国のスティーブン・キールト装蹄師が助っ人としてアシスト。現在は名門ヴァリアン厩舎で腕を振るっており、岡助手も「フランケルもやられていた有名な方。2年前にステイフーリッシュが遠征した時もやってもらって、一丸となっている」と信頼を置いている。

　追い切り前日の1日は、仏シャンティイのリヨンの坂路コースをキャンターで駆け上がった。岡助手は「もともとフランス生まれの馬で、環境に合っているのか想像以上に上がってきている。日本の馬が勝ったことがないので大きなことは言えませんけど、重い馬場を苦にしないのは、これまでの日本馬と違うのでは。その点で楽しみは大きいです」と期待を膨らませていた。

出典：日刊スポーツ