現地25日に行われる香港G1チャンピオンズ＆チャターカップで、香港三冠制覇がかかるヴォイッジバブル。初体験となる2400メートルをこなせるかが偉業達成へのカギとなるが、P.イウ調教師は克服に自信を見せている。

　ヴォイッジバブルはこれまで2000メートルまでしか経験がなく、その2000メートルでは2023年の香港ダービーと今年のG1香港ゴールドカップでの2勝と、昨年の香港ゴールドカップでのロマンチックウォリアーの2着という戦績を残している。

　香港ジョッキークラブの公式サイトによると、イウ調教師は「レースが近づき、この馬をよく観察するにつれ、この距離も間違いなくこなせると確信している。昨年やダービーを制した時と比べて、今はとてもリラックスしている」とコメント。

　さらに同師は「彼をよく知る騎手と共に、小回りの馬場で400メートル長く走るだけだ」と主戦のJ.マクドナルド騎手に信頼を寄せ、戦術についても「ジョッキーに任せる。彼ならペースが速いか遅いか読み取ってくれる」と語った。

　そのイウ師が最大の強敵と見ているのは英国からの遠征馬ドバイオナー。2400メートルでは仏G1サンクルー大賞と豪G1タンクレッドステークスを勝ち、昨年末のG1香港ヴァーズ2着の実績を持っている。

　なおチャンピオンズ＆チャターカップの枠順は確定しており、ヴォイッジバブルは10頭立ての3番枠、ドバイオナーは1番枠に。その他、今年の香港ダービー馬キャップフェラは7番枠、香港クラシックカップ勝ち馬ルビーロットは8番枠に入っている。