現地6日、米サラトガ競馬場でG1エイコーンステークス（3歳牝馬、ダート9ハロン）が行われ、無敗のケンタッキーオークス馬グッドチアが5着に沈む波乱が起きた。

　果敢にハナを奪ったラキャラは2番手のルックフォワードを1馬身ほど離して逃げ、グッドチアは最後方に待機。ひとつポジションを上げて迎えた第3コーナーでは早くも鞍上の手が動いたが、反応が鈍く前との差を詰められない。

　直線ではグッドチアに先行勢を追う力は残っておらず、早々に勝ち負けから脱落。その間も逃げ続けたラキャラは最後まで脚色が衰えず、2着のルックフォワードに3馬身差をつけて逃げ切った。

　グッドチアは勝ち馬から9馬身近く離れた5着に終わり、デビューからケンタッキーオークスまで続いていた連勝が7でストップした。

　M.キャシー厩舎のラキャラはストリートセンス産駒。4月のG1アッシュランドステークスを勝って臨んだケンタッキーオークスでは9着に終わったが、今回はグッドチアに借りを返して2度目のG1制覇とした。