フィールドオブゴールドが英インターナショナルSを回避、早期復帰には望み
2025年08月06日 13:00
7月30日のサセックスステークスで4着に敗れ、レース後に左後肢の跛行が判明したフィールドオブゴールドは、大事を取って登録のある英インターナショナルステークスを回避することになった。英競馬メディア『attheraces.com』などが報じている。
ジャドモントの欧州レーシングマネージャー、B.マホン氏によると、フィールドオブゴールドは球節が少し腫れており、水曜日(6日)にレントゲン検査を受けるという。「時間をかけるほど状況がクリアになるから1日遅らせた」「それでさらに詳しい情報を得られ、レントゲン検査の結果が良好であれば、今週末か来週初めには軽い運動を再開できると思う」と深刻な状態ではないことを示唆。その一方で「現時点でヨーク(英インターナショナルS)が実現することはまずないだろう」と回避する考えを明かした。
フィールドオブゴールドの今後についてはムーランドロンシャン賞(9月7日)とクイーンエリザベス2世ステークス(10月18日)に登録があり、9月13日のアイリッシュチャンピオンステークスで距離延長を試す可能性もある。
しかし、現地5日に発表された英チャンピオンズステークスの登録には名前がなく、同日のクイーンエリザベス2世Sにしか残されていない。マホン氏は「グッドウッド(サセックスS)の前からしばらくはマイルで行くプランだったし、状況を落ち着かせて彼を運動に戻して体調が整ってからプランを策定する」と現状は白紙としている。
なお、フィールドオブゴールドが回避となったJ&T.ゴスデン厩舎だが、オンブズマンは英インターナショナルSに参戦する。タディ師は前走のエクリプスステークスからの回復も良好として「彼には必要なスピードがあるし、良いレースをできるといいね」「多くの馬にとってキャリアに重要な意味をもたらすレースだ。相手関係などを見ても、ジャドモントインターナショナルを勝つ意味は間違いなく大きい。ヨークは非常にフェアなトラックで、しばしば最強馬が勝つし、誰もが目指す物にもなる」と力を込めている。