サンデーサイレンスの主戦、62歳のヴァレンズエラ元騎手が調教中に落馬負傷、病院へ搬送される
2025年08月19日 12:20
デルマー競馬場の公式ニュースは17日、サンデーサイレンスの主戦騎手として知られるパトリック・ヴァレンズエラ元騎手(62)が朝の調教中に落馬し、近くの病院へ搬送された、と伝えた。
ヴァレンズエラ氏は現在、ジョッキーからエクササイズライダー(調教助手)に転身。今夏はデルマー競馬場の複数の厩舎で調教に騎乗し、日曜の朝はピーター・ユートン厩舎の3歳馬ファイアーマウンテン(牡)に騎乗していたという。ユートン師は「彼らがスクリーンの後ろに入り、再び視界に入ったときには彼(バレンズエラ)の姿はありませんでした。パトリックの弟と話したところ、少し体が痛いだけだと言っていました。大けがではなさそうです」とコメントしている。馬にケガはなかった。
公式ニュースはヴァレンズエラ氏が1978年に初勝利を挙げて以降、現役引退と復帰を何度も繰り返しながら4372勝を挙げていること、89年のケンタッキーダービー、プリークネスSをサンデーサイレンスで制したことや、ブリーダーズカップ開催で7勝を挙げていることを紹介。
ヴァレンズエラ氏は16年の12月を最後に実戦に騎乗していないが、現役復帰を目指していることを一昨年もメディアに語っている。ユートン師は「彼は本当に闘志が旺盛です。本当に復帰したがっている。復帰したら、すぐに彼に騎乗させたいと思っています」と語っている。