20日に英国のヨーク競馬場でインターナショナルS（G1、芝2050メートル）が行われる。日本からは昨年のダービー馬で、ドバイシーマCを制したダノンデサイル（牡4、安田翔）が参戦。日本ではJRAがネット投票で海外馬券発売を行う。発走予定時刻は日本時間の20日午後11時35分。

　　◇　　◇　　◇

　紅一点のシーザファイア（牝4、A・ボールディング）は父シーザスターズが09年の勝ち馬、母アラビアンクイーンが15年の勝ち馬という血統で、インターナショナルSを狙う馬としては“完璧な配合”と言っていい。

　自身もヨーク競馬場で2戦2勝と好相性。昨年8月のG3ストレンソールSを快勝。3走前のG2ミドルトンSは2着に2秒（着差は12馬身差）の大差をつけて勝利している。管理するアンドリュー・ボールディング師は「インターナショナルSは私にとって、1年間で最も大事なレースです。3歳馬が古馬と対戦し、マイルから2000メートルに距離を延ばす馬と、2400メートルから距離を短縮する馬が出走し、素晴らしいメンバーになります。今年は日本馬とフランス馬という刺激的な馬が2頭いますが、シーザファイアはヨーク競馬場を愛してます。彼女はヨークでは無敗です。馬場は有利ですし、必ず勝つとはいいませんが、いい勝負ができるはずです」とコメントしている。

　シーザファイアの鞍上を務めるのは英国リーディングを独走している主戦オイシン・マーフィー。プリンスオブウェールズS、ナッソーSとG1で連敗中（ともに3着）だが、ゴールデンホーンを破った母アラビアンクイーンのような大駆けがあっても驚けない。

出典：日刊スポーツ