「忘れられない」ベルモントS制覇の名牝ラグズトゥリッチズ死す 半弟はカジノドライヴ

2025年11月25日 12:55

 クールモア・アメリカは24日、07年のベルモントSを制した名牝ラグズトゥリッチズが老衰のために死んだことを発表した。21歳だった。

 同馬は父エーピーインディ、母ベターザンオナーという血統。トッド・プレッチャー調教師が管理し、07年にラスヴァージネスS、サンタアニタオークス、ケンタッキーオークスを制覇。牡馬相手の米3冠最終戦ベルモントSではカーリン(同年のプリークネスS、BCクラシック制覇)を激闘の末に破り、前年覇者の半兄ジャジルとのベルモントSきょうだい制覇を果たした。1歳下の半弟は日本に輸入されたカジノドライヴ(山本英俊オーナーが所有)。

 クールモア・アメリカのダーモット・ライアン氏は「ラグズトゥリッチズは本当に才能あふれる競走馬でした。彼女のような素晴らしい馬と出会えたことは光栄でした。彼女は私たち全員に忘れられない思い出を残し、オーナーに大きな誇りをもたらしてくれました」と追悼している。

出典:日刊スポーツ