良血ヴェネチアンプリンスがG2伊ダービーを制す、デムーロ兄弟は見せ場作れず

2026年06月03日 12:50

 G2伊ダービー(3歳、セン馬不可、芝2200m)が現地2日にサンシーロ競馬場で16頭により争われ、中団追走のヴェネチアンプリンスが直線で馬群の中から追撃すると、ゴール前では外に切り替えて混戦を制した。

 中団馬群の中で直線を迎えたヴェネチアンプリンスは、各馬が内を空けて入った直線でもそのまま中の位置をキープ。終盤に向けて馬群がバラけはじめると徐々に外へ舵を切り、最後は粘る先行2頭を外ラチの近くからまとめて差し切った。

 クビ差の2着に地元のグランドサンオブダーク、さらにハナ差の3着にはドイツのサリトスで決着し、C.デムーロ騎乗のハロージョーは勝ち馬の後列から伸び切れず8着、M.デムーロ騎乗のディアエネミーは最後方から15着に終わった。

 ヴェネチアンプリンスは英国のA.ボールディング調教師が管理する牡馬で、父セントマークスバシリカ、母は2015年の英インターナショナルステークスでゴールデンホーンを破るなど重賞3勝のアラビアンクイーンという良血。自身は昨年8月のデビュー2戦目に勝ち上がって休養に入り、今年は1月のオールウェザー戦から始動して4戦目の前走は英2000ギニーで10着に敗れていた。

 英競馬メディア『attheraces.com』などによると、伊ダービーで2023年に3着(リレントレスボイジャー)、2024年に2着(ロイヤルスプレマシー)と敗れてきたボールディング師は「うれしいよ。関わってくれた皆のために本当にうれしい」「常に勝ちたいと思っていたレースなんだ。父(イアン師)は1981年に勝っていて、だいぶ昔のことになった。我々にはニアミスが2回あったから、経歴書に加えられて良かったよ」と異国でのクラシック制覇を喜んでいる。