米アケダクト競馬場が132年の歴史に幕、最終日の入場者数は6866人
2026年06月30日 10:30
米ニューヨーク州のアケダクト競馬場が現地28日、132年の歴史に幕を下ろして閉場となった。米競馬メディア『bloodhorse.com』などが報じている。
ビッグAの愛称で親しまれたアケダクト競馬場は1894年に開業。同じニューヨーク州のベルモントパーク競馬場が改築期間に入っていた1960年代半ばには同州南部で唯一の競馬場として稼働。ケルソ、バックパサー、ドクターフェイガーといった名馬が走り、年間平均600万人もの観客が訪れていたという。しかし現在では巨大なメインスタンドはカジノ施設となり、施設の規模はかつての4分の1に。最終日の入場者数は6866人と、栄光の時代とは比べ物にならない数字だった。
それでも最後のレースを勝ったアシュームナッシングを所有するD.アブラモウィッツ氏は「私は1992年、子供のころからこの世界にいる。父や母、祖父と一緒にこの場所を訪れたものだ。みんな亡くなってしまったが、きっと天国からこの様子を見守り、私と同じように胸を熱くしていることだろう」と感極まった声で語った。
第1レースでティズナウママを勝利に導いたC.サマーズ調教師は「感無量だ。ここは私にとってのホームグラウンドであり、私が育った場所だから」「ここの6番厩舎で競馬を学んだんだ。昨日そこを歩いた時にはこみ上げてくるものがあったよ。(K.カームーシュ騎手と共に)最終日に観客が熱狂する中で勝てたのは最高だ」と話していた。