米競馬に大変革、3歳王者決定の新シリーズ発表 プリークネスSは含まれず
2026年08月04日 12:20
米チャーチルダウンズ社(CDI)とニューヨーク競馬協会(NYRA)は現地3日、3歳馬を対象とした年間新シリーズの「サラブレッドチャンピオンシップシリーズ」を創設すると発表した。
同シリーズは全6戦で行われ、2027年から開始予定。チャーチルダウンズ、ベルモントパーク、サラトガなど国内屈指の競馬場を舞台に開催されるが、クラシック第2戦として長い伝統を持つピムリコ競馬場開催のG1プリークネスステークスは含まれていない。現時点で予定されている6レースは以下のとおり。
ケンタッキーダービー(G1):5月1日、チャーチルダウンズ競馬場
ベルモントステークス(G1):6月5日、ベルモントパーク競馬場
マットウィンステークス(G3):7月、チャーチルダウンズ競馬場(日程未定)
ジムダンディステークス(G2):7月下旬~8月上旬、サラトガ競馬場(日程未定)
トラヴァーズステークス(G1):8月下旬、サラトガ競馬場(日程未定)
チャンピオンシップ・レース:9月、チャーチルダウンズ競馬場(日程未定)
このレース選定と日程により、3歳馬の主要レースとして夏のモンマスパーク競馬場で行われるG1ハスケルステークス、9月にパークス競馬場で実施されるG1ペンシルベニアダービーにも影響が懸念されるが、両競馬場の関係者はコメントを控えている。
CDIのB.カルスタンジェン最高経営責任者(CEO)は「サラブレッド・チャンピオンシップ・シリーズは、このスポーツの興奮を5ヶ月間にわたるシーズン全体へと広げるもの。ケンタッキーダービーは毎年、何百万人ものファンに新たな世代のサラブレッドのスターを紹介しているが、このシリーズはファンがシーズンを通してそれらのスター選手に関心を持ち続ける理由を提供する。これらの主要なイベントを一つのチャンピオンシップでつなぐことで、サラブレッド競馬の未来に貢献する、シーズンを通じたストーリーを作り出そうとしている」との声明を出した。
シリーズでは統一ポイントが付与され、国内の有力な3歳馬同士の対戦機会を増やすことを目的としている。また各レースの賞金に加え、最終順位に基づいて総額500万ドルの賞金が授与される。これにより、馬主や調教師にとって、チャンピオンシップ・シリーズを通じて積極的に参戦し続けるための大きな経済的インセンティブが生まれる仕組みとなっている。