【メルボルンC】気になる有力騎手・調教師はコチラ!
2016年10月26日 13:41
コーフィールドCを勝ったジャメカを管理するシャロン・メイハー調教師は「ライジングサン」と称される36歳。もともとは障害競走の調教師で、早くから大レースを勝って成功を収める中、07年にティアーズアイクライでエミレーツSを勝利したのを機に平地競走でも躍進。今年も前半にアズカデリアでクイーンオブザターフを制し、リーディング上位に顔を出すなど、障害競走と両立させながら、まさに日の出の勢いを見せている。
手綱を取るニコラス・ホール騎手はメルボルンCを勝ったグレッグ・ホールを父に持つ29歳。19歳にしてエフィセントに騎乗してヴィクトリアダービーを勝つなど早くから頭角を現した。昨年はトゥザワールドに騎乗してザBMWで2着になるなど、日本とも少なからず縁がある。
昨シーズンのメトロポリタン開催での全豪リーディングトレーナーであるクリス・ウォラー調教師は、グランドマーシャル、フーショットザバーマンなどを送り込む。現在43歳。ニュージーランド出身で、本拠地はシドニーながら、メルボルンのフレミントンにも厩舎を構える。なんといっても、最近の代表的な管理馬は、先日のコックスプレート連覇で、13戦無敗の女傑ウインクスをおいて他はない。このほかにもカーマデック、セイクリッドフォールズらを手がけ、昨年のシドニーカップでは、今回出走するグランドマーシャル、フーショットザバーマンでワンツーを飾った。
アルムーンキスを管理するデビッド・ヘイズ調教師は現在54歳。21歳の頃に父コリンのアシスタントとしてキャリアをスタートさせ、28歳で厩舎を引き継ぐと、瞬く間にスターダムへと駆け上がる。その過程におけるもっとも代表的な管理馬が、90年にジャパンカップを制したベタールースンアップだ。その後も、香港に拠点を移し、香港ダービーを牝馬エレガントファッションで、香港スプリントをオールスリルズトゥーで勝利するなど成功を収めた。再びオーストラリア・ヴィクトリア州に戻っても当地トップ調教師として存在感を放っている。メルボルンカップは94年にジューンで優勝。
13/14シーズンから3シーズン連続でヴィクトリア州のリーディング調教師となったダレン・ウィアー調教師は、デビッド・ヘイズの父コリン・ヘイズらに師事したのち、95年に開業。初タイトルとなった13/14シーズンは、豊富な管理馬と適性を見抜いたレース選択で1シーズンの最多勝記録を更新した。トーセンスターダムが所属するのもこの厩舎。さらに昨年はプリンスオブペンザンスが超人気薄ながらメルボルンカップを勝利。今年は連覇を狙う。
ドゥウェイン・ダン騎手はニューサウスウェールズやクイーンズランド、さらには香港などに拠点を移し、現在はヴィクトリアを中心に騎乗中。今年に入ってからもシャトークァでのライトニングS、ディヴァインプロフェットでのコーフィールドギニー、さらにロックドゥカンブ産駒のヒーズアワロッキでトゥーラックハンデを制し、大レースでの強さが際立っている。
ナッシュ・ローウィラー騎手は14年の新潟記念のほか、ハナズゴールをオールエイジドSで勝利に導くなど、日本とは縁は日は浅いが深いものを築きつつある。現在は香港を拠点にしつつ、スポットでオーストラリアの大レースにも積極的に騎乗を続けている。ブラッド・ローウィラーはその弟で、ここ数年、勝率を一気に伸ばしつつある。今シーズンはブラックハートバートとのコンビですでにG1を2勝と絶好調。
ジェイムズ・マクドナルド騎手は母国ニュージーランドで、見習いながらそれまでの記録を塗り替えるシーズン最多勝でリーディングを奪取。その後、オーストラリアに拠点を移し、現在のオーストラリアにおけるダーレーの主戦騎手として活躍中。遠征馬も含めて多くがエントリーしている中で、どの馬に騎乗するかが注目である。