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【香港国際競走】香港カップの有力海外騎手・調教師はコチラ!

2016年12月05日 21:54

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 一昨年の香港カップの勝ち馬デザインズオンロームを送り込むジョン・ムーア調教師は、85年に開業以来、7度の香港リーディングを獲得。目下の香港の調教師における、通算最多勝利と最多獲得賞金を記録し、日々これを更新している。これまでにもビバパタカ、ワーザー、コレクション、ダンエクセルといった、2000m路線の名馬を多く手がけて、香港における高額賞金レースを総なめにしているが、意外にもこのレースの勝利は、一昨年のほか、国際G3の香港国際カップだった93年のモチベーションのみ。

 手綱を取るカリス・ティータン騎手はモーリシャスの出身で、08年に南アフリカで見習いチャンピオンを獲得。2012年にはジャクソンでケープダービーなどG1を3勝してブレイクを果たすと、2013~14シーズンより香港で騎乗をスタート。徐々に頭角を現して、昨シーズンはJ.モレイラ騎手、Z.パートン騎手に次ぐ香港リーディング3位にまで上り詰めた。今夏には短期免許で初来日。

 ブレイジングスピードヘレンスーパースターを擁するアンソニー・クルーズ調教師は、72年に香港ジョッキークラブの騎手アカデミー第1期生としてデビューすると、1996年に騎手を引退するまで6回リーディングジョッキーのほか、トリプティクのコンビなどでヨーロッパでも活躍。引退後はサイレントウイットネスやブリッシュラックといった国外でも活躍する馬を手がけた。香港カップは2011年、2012年とカリフォルニアメモリーで連覇しており、昨年もブレイジングスピードが香港調教馬最先着の3着となっている。

 ブレイジングスピードに騎乗するニール・カラン騎手はアイルランドの出身で、2005年と2007年にそれぞれ英国騎手リーディング首位となっている。香港では2010~11シーズンの短期免許での騎乗が最初で、2014~15シーズンからフル参戦。ブレイジングスピードとのコンビでは香港における国際G1を2勝している。

 エリプティクを出走させるアンドレ・ファーブル調教師は、障害専門の調教師として実績を積んだ後、平地でも徐々に頭角を現すと、1987年から2006年まで20年連続でフランスでリーディング首位を堅持した名調教師。2006年にディープインパクトを退けたレイルリンクなど、これまでに凱旋門賞を7勝など、大レースの実績は枚挙に暇がない。香港でも、一昨年フリントシャーが香港ヴァーズを制している。今年もエリプティクがバイエルンツフトレネンを勝ったほか、ムーランドロンシャン賞をヴァダモスで、クリテリウムドサンクルーをワルドガイストで制している。

 エリプティクの鞍上は、今年フランス、そしてヨーロッパの平地競走の年間勝利数記録を更新したピエール・シャルル・ブドー騎手。92年生まれで、騎手学校を卒業後はファーブル調教師の下で見習い騎手となって2009年にデビュー。翌年には重賞初勝利を飾ると、2014年にギャラントゥでパリ大賞を勝ってG1初勝利を果たす。さらに翌2015年、クリストフ・スミヨン騎手と同数ながらフランスリーディング首位を獲得し、今年の躍進へと繋げた

 シークレットウェポンのデニス・イップ調教師は、香港の騎手アカデミーを卒業後、1984年から1993年までの間、香港の騎手として活躍。引退後は香港の名調教師ブライアン・カンに師事、アシスタントトレーナーを経て、勇退するカン調教師を引き継ぐ形で、2002~03シーズンに自身の厩舎を開業。翌シーズンには引き継いだうちの1頭レッドペッパーがG3センテナリーヴァーズを勝って重賞初勝利。2012~13シーズンはもつれにもつれた調教師リーディングを、最終開催日の最終レースを勝利して大逆転で獲得した。