【ドバイターフ】レース傾向:アーモンドアイは勝利できるか?
2019年03月28日 15:00
昨年は日本馬5頭が挑戦し、ヴィブロス2着、リアルスティールとディアドラが3着同着と勝ち切れなかった。今年はアーモンドアイら日本馬の勝利なるか、2010年以降の近9年のデータから過去の傾向を探っていく。
表1は年齢別成績。牡馬の中では6歳馬が12年シティスケープら2勝をあげ、連対率26.7%・複勝率33.3%でトップ。4歳牡馬は昨年のベンバトルら2勝、5歳牡馬は14年ジャスタウェイがそれぞれ勝利している。
セン馬は15年ソロウら2勝も連対率は低く、3着が4回と多い。なお、牝馬は一昨年のヴィブロスら2勝をあげ、複勝率36.4%で全体トップだ。
表2は出走馬の国別3着以内数。日本馬が14年ジャスタウェイ、16年リアルスティール、17年ヴィブロスと最多タイの3勝をあげている。過去9年で11頭出走し、勝率27.3%・連対率36.4%・複勝率54.5%と優秀だ。
地元のUAE勢も昨年のベンバトルら3勝をあげており、日本勢にとって脅威といえそうだ。
イギリス調教馬が12年シティスケープら2勝をあげ、3着以内数が7回と最も多い。また、フランス調教馬は15年ソロウが勝利している。
なお、勝ち星こそないが、南アフリカ勢は2着5回と多い。近4年は3着以内に入っていないが、チェックしておいた方が良いだろう。
表3は前走レース別3着以内数。前哨戦のジェベルハッタ組が昨年のベンバトルら3勝をあげ、3着以内数9回と最も多い。中山記念組も一昨年のヴィブロスら最多タイの3勝。日本勢の3着以内馬6頭のうち、連対馬4頭はすべて中山記念組で、昨年3着同着の2頭は天皇賞(秋)組と京都記念組だった。
また、モンジュー賞組は15年ソロウ、香港マイル組は12年シティスケープ、アルマクトゥームチャレンジR3組は10年アルシェマリがそれぞれ勝利している。
なお、過去9年の3着以内馬28頭中23頭は前走で3着以内に入っていた。ただし、日本馬は3着以内馬6頭中4頭が前走4着以下から巻き返していた。
表4はゲート番別成績。内中外といずれも勝ち馬が出ているが、勝率、連対率、複勝率いずれも6~10番に入った馬が最も高い。昨年も2着ヴィブロス(7番ゲート)、3着リアルスティール(8番ゲート)と2頭が3着以内に入っている。また、内の1~5番に入った馬は昨年のベンバトルら3勝をあげている。
なお、ゲート11番から外の馬は16年リアルスティールら2勝も、勝率、連対率、複勝率いずれも最も低かった。