【ドンカスターマイル 過去傾向】クルーガーが出走予定! ドンカスターマイルの馬券の狙いどころは?

2019年04月03日 16:00

 先週のドバイ国際競走に続いて、今週は土曜にオーストラリアのランドウィック競馬場で日本馬のクルーガーが出走するドンカスターマイルが行われる。過去5年のデータを中心に馬券での狙いどころを探っていく。

 まず表1は過去5年の性別年齢別成績。ドンカスターマイルではセン馬の出走が多く、近2年は上位3着までを独占している。その中ではセン馬4歳・6歳の複勝率が高く、セン馬5歳は連対率・複勝率ともに低い。

 また、牝馬は性別で複勝率が最も高く、その中でも5歳牝馬は2016年ウィンクスが勝利し、連対率28.6%・複勝率42.9%と非常に優秀だ。

 牡馬は2勝をあげているものの、全体的に複勝率は低め。出走数が多い4歳牡馬は3着以内馬が出ておらず、不振傾向にある。

 続いて表2は過去5年の斤量別成績。51.5kg以下の軽ハンデ馬の出走が多いものの、15年カーマデックの1勝のみ。昨年の2・3着馬が該当しているように、1着よりも2・3着でマークしておきたい。

 一方、55~57.5kgの馬で大半の4勝をあげている。なかでも56~56.5kgの馬は16年ウィンクスら2勝。連対率・複勝率では55~55.5kgの馬が最も高かった。なお、トップハンデ馬からは3着以内馬が出ていない。

 表3は過去10年のゲート番別成績。年によって頭数のバラつきはあるものの、内中外に分類した場合、真ん中寄りの7~12番ゲートに入った馬が半数の5勝をあげ、勝率・連対率・複勝率いずれも最も高い。

 外の13番ゲート以降の馬は3勝をあげ、複勝率でも7~12番ゲートの馬に次いでいる。内の1~6番ゲートに入った馬が複勝率では最も低い。なお、大外のゲートに入った馬からは連対馬が出ていない。

 表4は過去5年の前走レース別3着以内数。ジョージライダーS組が昨年のハッピークラッパーら大半の4勝をあげている。3着以内数でも7回と断然で、一昨年を除いて毎年1頭は3着以内に入っている。今年もこの組は要注目だ。

 エイジャックスS組は一昨年のイッツサムワットが勝利し、昨年も2着カミンスルーが好走している。他ではクールモアクラシック組から複数の好走馬が出ている。

 なお、近5年の3着以内馬15頭はすべて前走オーストラリアのレースを使われており、5着以内には入っていた。前走着外からの巻き返しは厳しい。

 最後に表5は日本調教馬のドンカスターマイルでの着順と前走成績。15年にリアルインパクトが2着と好走しているが、同馬は前走のジョージライダーSで勝利していた。

 今回出走予定のクルーガーはこれまで海外遠征経験がなく、今回が初めてのオーストラリアでのレースとなる。未知数な部分は大きいが、厳しい戦いにはなりそうだ。