ドンカスターマイルはG1ジョージライダーSなど7つのレースとG2エイジャックスS（3月17日）、G3ドンカスタープレリュード（30日）の勝ち馬に優先出走権が与えられる。エイジャックスSの勝ち馬とドンカスタープレリュードの勝ち馬には事前に発表済みのハンデキャップを増量されない特典もあり、いわゆる上がり馬が勢いそのままに参戦できるシステム。エイジャックスSで権利を獲得したフィフティースターズは、その恩恵を受ける1頭だ。

南半球では充実の4歳秋を迎えた段階になるが、ほぼ1年前の3月29日とデビューは遅れた。それでも、初陣を飾ると5月には3連勝と畳みかけ、無敗のまま3歳シーズンを終了する。4歳の今季は9月の始動戦で初黒星を喫するなど連敗スタートとなったが、11月にはG3サンダウンSで重賞初挑戦、初制覇を飾った。年明けには格上げ戦のG2オーストラリアSとG1C.F.オーSで壁に当たる形になったものの、着外はその2戦だけ。そこから距離を延ばしてブレイミーS、前走のエイジャックスSとG2を連勝し、壁を一つ乗り越えた。

ここまでの戦績を振り返ると、5月の3連勝や前走など道悪では5戦5勝。それに対して今季の始動や重賞での連敗は良馬場と、少ないサンプルながら傾向も見える。重賞3勝は全て1500m以上でもあり、ドンカスターマイル当日が道悪ならチャンスかもしれない。

フィフティースターズの競馬データ