COURSE

コース解説

オリジナル

ベルモントパーク競馬場

概要

概要

ベルモントパーク競馬場は1905年5月4日、ジョン・F・ケネディ国際空港にほど近いニューヨーク州エルモントに4万人の観衆を集めて開場した。同年にアメリカ牡馬クラシック3冠の最終戦となるベルモントSがジェロームパーク競馬場から開催地変更となり、1919年に初の3冠馬サーバートンの誕生を迎えることとなる。

開場から約60年後の1963年には施設の老朽化により閉鎖され、5年後の1968年5月20日に再開。この間のベルモントSはアケダクト競馬場で代替開催された。

日本調教馬は2008年にベルモントS参戦を期して渡米したカジノドライヴが、前哨戦のG2ピーターパンSを圧勝。挫石により本番挑戦はならなかったが、2016年にはラニが3冠全戦に挑み、ベルモントSで最高の3着に善戦している。

コース紹介

コース紹介

ベルモントSの舞台であるベルモントパーク競馬場は1905年5月4日、ジョン・F・ケネディ国際空港にほど近いニューヨーク州エルモントに開場した。敷地面積は約181万平方m(東京ドーム約38個分)に及び、ダート(メイントラック)の他に芝(内・外回り)、1コーナーの先に厩舎地区と調教用トラックを備えている。

ダートコースは1周2400mと北米最長規模を誇り、ベルモントSはゴールとほぼ同地点からの発走となる。1コーナーの途中が400m地点、向正面に入ると800m、そのまま中間点を通過し、3コーナーで1マイル(1600m)、最終コーナーで2000mを迎える。決勝線までの直線は約330mと決して長くはなく、一気の差し切りは難しい。1600m付近からペースアップして長く脚を使う傾向にあるため、最終コーナーを3、4番手以内でクリアするのが理想。

特にベルモントSは10頭前後の少頭数で争われることが多いレースではあるものの、枠順は内が有利。現競馬場での開催となった1905年以降の記録では1枠の23勝が最多で、次位は3枠と5枠の各15勝。それ以下も7枠13勝、2枠11勝と続き、4枠の10勝を合わせると、5枠以内で勝率約7割に達する。1973年の優勝馬セクレタリアトがマークした2分24秒0は、ダート2400mの世界レコードでもある。

コースレコード 2:24.0
1973年 セクレタリアト

主要競走

・ベルモントS
・ジョッキークラブゴールドC
・マンノウォーS

アクセス