1934年のクリスマスに開場。翌年にはサンタアニタハンデキャップを創設し、当時としては破格の賞金10万ドルで話題を集めた。アメリカ西海岸の中心とも言うべき地位を築いており、春には古馬のサンタアニタハンデキャップ、3歳馬のサンタアニタダービーと、北米ダート路線の1年を占う大レースが開催される。また、騎手間の競争が激しく、レベルに関しては世界一と評する声も少なくない。
西海岸という地理的な要因か、アメリカの競馬場にあって日本との縁も比較的あり、古くは1959年にハクチカラが遠征してワシントンバースデーハンデキャップに優勝。これは日本産馬による海外競馬での初勝利だった。また、1986年には皇帝シンボリルドルフがサンルイレイSに出走するも、ヒルサイドコースからダートの継ぎ目で脚を負傷し、引退の引き金となってしまった。2012年にはトレイルブレイザーがサンタアニタパーク開催のBCターフに挑戦して4着に終わっている。
なお、同競馬場は日本の大井競馬場と友好交流提携を結び、技術取得を目的とした騎手や調教師の派遣のほか、お互いにサンタアニタトロフィー(大井)、東京シティC(サンタアニタ)と重賞レースを設けている。