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順調に回復するハーザンド、凱旋門賞の懸念材料は枠順?

2016年09月22日 09:58

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 今年の凱旋門賞に英愛ダービー馬ハーザンドを出走させる予定のダーモット・ウェルド調教師は、その舞台がシャンティイ競馬場ではなく、例年通りロンシャン競馬場であってほしかったと思っているようだ。

 ロンシャン競馬場は大規模な改修工事に取りかかっているため、凱旋門賞は向こう2年にわたってシャンティイ競馬場で開催される予定だが、ウェルド調教師はアイリッシュ・タイムズ紙に対して「個人的にはロンシャンの方が良かったと思っている」と強調。「シャンティイでは17番枠のフェイマスネームがアタマ差で仏ダービーを落としてね。2400mをはじめ、シャンティイでは枠順の影響が大きいんだ」と苦い経験を述懐する。

 しかし、ハーザンドが愛チャンピオンSで負った後肢のケガからの順調な回復を伝え、一回り大きくなって凱旋門賞に向かうことになると自信も隠さない。「チャンピオンSから戻ってきて、火曜(20日)の朝にパット・スマレン(騎手)が初めて調教をつけたんだ。軽い内容だったけど、動きは上々だった。チーク材みたいに丈夫なところが彼の持ち味さ。心身とも充実しているよ」