イボアハンデキャップの覇者、新馬主の主導でメルボルンC参戦
2016年09月29日 10:25
ヨーク競馬場イボア開催の花形で、欧州最高賞金のハンデキャップ戦であるイボアハンデキャップ(2800m)の覇者ハートブレイクシティーの権利を、オーストラリアの馬主グループが一部購入。メルボルンCを目指すことになった。
同馬を管理するトニー・マーティン調教師は「オーストラリアの馬主グループが加わったことは確か。比率までは判らないけど、元々の馬主が権利のほとんどを保有したままだよ」と事実関係を認め、「シザーウィッチ(ニューマーケットの高額賞金ハンデキャップ戦)に登録していたし、チャンスもあったと思うけど、検疫を通過してメルボルンCへ送り込むことが目的に変わった。ハンデキャップは恵まれているし、権利もある訳だからね」と遠征を前向きに捉えている。
発表済みのメルボルンCのハンデキャップにおいて、ハートブレイクシティーは53kgに収まっている。新たに馬主となったオーストラリアのグループは、過去にジャッカルベリー(2012年3着)、ダンディーノ(2013年5着)でオーストラリアの競馬の祭典に惜敗しており、ハートブレイクシティーに三度目の正直を託すようだ。