ジャメカがコーフィールドC完勝、メルボルンCへ視界良好
2016年10月16日 04:15
現地15日に行われたG1コーフィールドCは、好位で流れに乗った4歳牝馬ジャメカ(ハンデキャップ52.5kg)が直線で3馬身抜け出し完勝。昨年11月のクラウンオークス(フレミントン競馬場)以来となる2度目のG1制覇を飾った。2着にゴドルフィンのスコティッシュ(55kg)、さらに3馬身3/4差の3着には豪移籍2戦目のエクソスフェリック(55.5kg=英国での馬名はエクソスフェア)が入線した。
ジャメカはスタートを決めると5番手前後で折り合いに専念。直後にいたスコティッシュが中盤から動いてハナを叩く積極的なレースをしたが、それに付き合うことなく5馬身ほどの間隔を最終コーナーに向かって詰め、残り200mで手応え良く抜け出した。
シアラン・マー調教師は「ニック(・ホール騎手)が完ぺきな位置につけて自信にあふれていたから、落ち着いて見ていられたよ」と騎手を賞賛。「彼女は傑出した馬だからね。2歳時に牡馬を負かしたし、秋には(オーストラリアン)ダービーで牡馬にぶつけたけど、そんなのは彼女にとって大した問題ではなかった」と愛馬への信頼を口にすると、「この勝利は彼女のレベルをもう1段階上げた。このレースに向けて走るごとに進化してきたように思う。さらに進化するとは言い難いけど、2マイルに挑戦できるのはうれしいよ」と、上位人気が予想されるメルボルンCへの展望を語っている。
一方、豪遠征初戦を2着で終えたスコティッシュのチャーリー・アップルビー調教師は「少し煽って出てしまったのが不運だったね。ゲートで落ち着きを欠いて、いつもの彼とは違っていたかな」と振り返ると、「スコティッシュはがんばったけど、今日は相手が悪かった」とジャメカに脱帽。次走については「メルボルンCかマキノンS。まずは様子を見てからだね」と近日中に決定するとした。