フランスの強豪2騎が暮れの香港遠征に本腰
2016年10月20日 10:08
8月のG1モーリスドゲスト賞を制したサインズオブブレッシングの香港スプリント参戦が濃厚になった。同馬は15日のG1ブリティッシュ・チャンピオンズスプリントSで4着に善戦。6月のG1ダイアモンドジュビリーSでも3着と直線レースで結果を残しているが、フランソワ・ロオー調教師はコーナーのあるシャティンの方が適していると見ているようだ。
「上り坂のあるアスコットの6ハロンは彼には長過ぎた。平坦の6ハロンが最適だから、前走には満足しているよ。コーナーのあるコースで勝ったことがあるし、良馬場が合っているから、香港は彼に合っていると思うんだ」。
昨年は香港ヴァーズにダリヤンを送り込み、これまでプライド(2006年香港C)やダリヤカーナ(2009年香港ヴァーズ)でG1を制すなど、たびたび管理馬を遠征させているアラン・ドゥロワイエデュプレ調教師は「ワンフットインヘヴンを香港ヴァーズに使う可能性が高い」としている。
プライドを母親に持つ良血の同馬は2日の凱旋門賞で6着後、16日のG2コンセイユドパリ賞で優勝している。「コンセイユドパリ賞は不良馬場だったけど、凱旋門賞で6着だったように良馬場向きだと思う。香港の馬場は彼に合うはずだよ」と見ているドゥロワイエデュプレ師は、「彼の母親のように、年齢を重ねて良化してきている感じだし、もっと良くなると思う」と素質開花に期待を寄せている。