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エイブルフレンド管理するムーア師、大外枠に「運が悪かった」

2016年12月08日 18:52

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 8日、シャティン競馬場で香港国際競走の抽選会が行われた。香港カップではモーリス、エイシンヒカリが香港でも注目されているが、地元香港勢のスプリント、マイルは強い馬が控えている。ジョン・ムーア厩舎は、香港マイルに3頭出しする。

 香港国際競走には総勢6頭、香港マイルにはエイブルフレンド、ヘレンパラゴン、ジョイフルトリニティを出走させるムーア厩舎。この日の抽選会では、ヘレンパラゴンが5番、ジョイフルトリニティが11番とまずまずだったが、大将格のエイブルフレンドは大外14番となった。狭いシャティン競馬場で外枠発走は不利になるだけに、これにはムーア師も「運が悪かった」と嘆いた。

 21戦12勝のエイブルフレンドだが、昨年の12月に故障。その後オーストラリアでのリハビリを経て、レースに復帰したのは11月20日にシャティン競馬場で行われたジョッキークラブスプリント(G2)。およそ1年ぶりのレースは4着に終わった。体調面が心配されるが、同師も「状態は疑問符がつく」と懐疑的だ。その一方で、ヘレンパラゴンについては、「順調」と愛馬の仕上がりに目を細めた。

 香港マイルでは、日本からロゴタイプ、ネオリアリズム、サトノアラジンら精鋭が出走する。自身の管理馬のライバルとなりそうだが、ムーア師は、「まだ、見ていないからわからない。明日の朝にしっかりと見るまで何も言えない。ただ、香港馬ということで地元の利があるとはいえる」と慎重な姿勢を崩さなかった。