香港のトップジョッキーで世界有数の名ジョッキーであるJ．モレイラ騎手は、25日のドバイターフでヴィブロス、ドバイワールドカップではゴールドドリームに騎乗する。この日、両馬にまたがって調教を行ったモレイラ騎手は、愛馬たちの順調ぶりに目を細めた。

　モレイラ騎手は、ゴールドドリームについて「彼はかなりゲートスピードがあるので楽に好位にとりつけます。日本で良い結果を残しているので、ここでも面白い結果を出せるようにしたいです」と手ごたえ十分だった。

　ゴールドドリームは昨年のジャパンダートダービー以来、キャリア2度目の2000メートル戦だが、距離を問題にはしなかった。「レースはペースによるところがあるし、天候にも左右されます。もちろん他馬の出方にも関係があります。彼のレースができれば、勝つことができます」と自信たっぷり。この日のメイダン競馬場は朝から雨が降っていたが、「おそらく馬場は乾いたほうがフィットすると思う」と当日は晴れ予報を願っていた。ドバイワールドカップでは、アメリカから世界最強馬が参戦するが、「アロゲートは強いけど、（ゴールドドリームが）勝つよ」と一歩も引かない構えだった。

　一方のヴィブロスについては、「彼女はとても力強く、ここの馬場にとてもフィットしています。レースの準備ができていて、大きなサプライズを起こすと思うよ」と大きな自信を寄せていた。