クラウドコンピューティングがプリークネスS制覇 KYダービー馬オールウェイズドリーミングは大敗
2017年05月21日 14:12
米牡馬クラシック第2弾のプリークネスステークス(ダート9.5ハロン)が現地20日にピムリコ競馬場で行われ、道中3番手を追走した6番人気のクラウドコンピューティングが、2歳王者クラシックエンパイア(2番人気)との叩き合いをアタマ差で制して優勝を飾った。
さらに4馬身3/4差の3着には、最後方付近で直線に向いたシニアインベストメントが入線。1番人気のケンタッキーダービー馬オールウェイズドリーミングはハナを切るも、クラシックエンパイアの徹底マークを受けて最終コーナーで失速して8着に大敗した。
クラウドコンピューティングは年明け2月にデビュー勝ちしてプリークネスSがまだ4戦目。2戦目のG3ゴッサムステークスで2着、3戦目のG2ウッドメモリアルステークスでは3着に敗れてケンタッキーダービーには参戦せず、初の重賞勝ちがクラシックの栄冠となった。
管理するC.ブラウン調教師は「馬をフレッシュな状態で走らせることは戦略の一部だった。非常に能力が高い馬だが、クラシックエンパイアとオールウェイズドリーミングは別格。もし我々が彼らを負かそうとするなら、(4月8日のウッドメモリアルSから)6週間を空ける術しかないと思っていたし、それが機能したね」と作戦勝ちを強調した。