英ダービーは波乱の決着、ウイングスオブイーグルスが3強を丸飲み
2017年06月04日 14:00
現地3日にエプソム競馬場で行われた英ダービーは、単勝41倍のウイングスオブイーグルスが豪快に追い込みを決め、波乱の決着となった。
レースは終盤に1番人気のクラックスマン、2番人気で並ぶクリフスオブモハーとエミネントの3強による接戦となったが、残り3ハロン地点を後方3番手で通過したウイングスオブイーグルスが強襲。ゴール寸前で3頭をまとめて差し切った。
クリフスオブモハーが3/4馬身の2着、クラックスマンはクビ差の3着に終わり、エミネントはさらに3/4馬身差の4着だった。
英ダービーに6頭出しで臨んだA.オブライエン調教師はワンツーフィニッシュ。ウイングスオブイーグルスは筆頭格のクリフスオブモハーから主役の座を奪った。
ダービー初騎乗で大金星を挙げたP.ベギー騎手は「幼い頃から夢見てきたけど、なかなか好機もなくて、ほとんど諦めていたよ。でも、エイダン・オブライエンが乗せてくれた。エイダンの馬に乗るなら人気なんて関係ない。喜んで乗るだけさ。全てを手に入れた気分だよ」と喜びを爆発させた。
オブライエン師は「こんなに幸せなことはないよ。もちろんクリフスオブモハーのこともね。でも、彼はまだ少し幼いから、次のレースに楽しみがある。パドレイグ(ベギー騎手)はリズム良く素晴らしい騎乗をしたね。パディーは向上心があって勘もいい、ワールドクラスの騎手だよ。彼と仕事をできて、どれほど嬉しいことか」と勝利の立役者を絶賛。その上で、ウイングスオブイーグルスとクリフスオブモハーを愛ダービーに出走させる可能性についても言及している。