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エネイブルが英愛オークスW制覇 「桁が違う」とゴスデン師も驚嘆

2017年07月16日 14:30

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 英オークスを圧勝したエネイブルが、現地15日にカラ競馬場で行われた愛オークス(芝12ハロン)に出走。2番手追走から直線半ばで抜け出すと、残り1ハロンでL.デットーリ騎手が手綱を緩める完勝を収め、英愛オークスW制覇を成し遂げた。

 5馬身1/2差の2着にレインゴッデス、さらに2馬身差の3着にはエジーラが入線した。

 2010年のスノーフェアリー以来となる英愛オークスW制覇を達成したエネイブル。圧巻の勝利にJ.ゴスデン調教師は「おそらく彼女は我々が管理してきた中でベストホース。桁が違う」と驚嘆。今後については「牡馬と戦うことになるだろうね。キングジョージ(6世&クイーンエリザベスステークス)に登録があるし、どうするか検討する。後肢に小さな切り傷があるから具合を見てみないと。ヨークシャーオークスもあるし、凱旋門賞もある。馬が教えてくれるよ」と最高峰での戦いに意欲を見せた。

 愛オークス4勝目となったデットーリ騎手は、落馬負傷による約1か月の休養を経て今週から復帰。「たぶん1週間早かったけど、ぶら下がっているニンジンがとても大きかったからね。復帰する必要があったのさ」とエネイブルに騎乗するために復帰を急いだことを明かした。

 また、同騎手はエネイブルについて「彼女は素晴らしい。ステイヤーとしてはスピードがあるし、機動力があって距離も全く問題ない。全てを備えているよ」と能力を絶賛。「残り100ヤードから(負傷していた)肩を休ませることができたね」と感謝していた。