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豪G1路線で仕様変更、二大カップ戦のハンデ問題改善

2017年09月13日 15:00

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 オーストラリアのレーシングヴィクトリアが現地12日、G1コーフィールドカップの勝者に課されていたG1メルボルンカップでのハンデ適用の見直しを発表。条件付きでハンデ追加を撤廃することを明らかにした。

 コーフィールドCは芝2400mで行われる100年以上の歴史を持つ伝統のハンデG1。G1コックスプレートやメルボルンCの前哨戦的な位置づけでもあり、特に同レースとメルボルンCの両方を勝った馬はカップス・ダブルと呼ばれる名誉を得るが、これまではコーフィールドCの勝ち馬にハンデが加算される仕様だったため、コーフィールドCの勝ち馬が20日足らず後のメルボルンカップで苦戦することが多かった。

 しかし今シーズンからは、コーフィールドCを56キロ以上の斤量で勝った馬にはメルボルンCでさらなるハンデを課さないことに。56キロ未満の勝ち馬もメルボルンCで56キロ以上のハンデにはしないように仕様が改められた。

 レーシングヴィクトリアのG.カーペンター氏は、コーフィールドCの勝ち馬がメルボルンCで56キロ以上のハンデを課されるこの斤量問題が、40年以上も両レースを連覇する馬の登場を非常に困難なものとしていたとの見解を示唆。今回の仕様変更でこうした状況が改善されることを望むとの声明を出している。

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