豪ターフクラブが長距離路線の振興策、G1シドニーCにボーナス制度新設
2017年12月21日 12:15
豪シドニー地区でランドウィック競馬場やローズヒルガーデンズ競馬場などを運営するオーストラリアン・ターフ・クラブ(ATC)は現地20日、G1シドニーカップ(芝3200m)を対象に、指定レースと合わせたボーナス制度の新設を発表した。
新たに設けられたボーナス制度では、4月14日のシドニーCの前に行われるオーストラリアとニュージーランドの計5レースを指定。それぞれのレースで勝つか入着し、続けてシドニーCでも勝つか入着すれば、馬主は計10万豪ドル(約870万円)、調教師は計5万豪ドル(約435万円)を受けられるというもの。
指定対象はG1ザメトロポリタン(2017年9月30日、ランドウィック競馬場)、G2パースカップ(2018年1月1日、豪アスコット競馬場)、G1オークランドカップ(3月10日、エラズリー競馬場)、G2アデレードカップ(3月12日、モーフェットヴィル競馬場)、G3NEマニオンカップ(3月24日、ローズヒルガーデンズ競馬場)の5レースとなる。
ATC会長は「我々はこの総賞金200万豪ドル(約1億7400万円)のレース(=シドニーC)を全豪のみならず国際的な呼び物として、また、シドニー地区開催の長距離王者決定戦として機能するよう振興したいと考えています」とボーナス支給の動機を明かしている。