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【香港QE2C】アルアインとダンビュライトは完敗、パキスタンスターが悲願のG1初制覇

2018年04月29日 18:09

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 香港のシャティン競馬場で行われたクイーンエリザベス2世カップ(29日、芝2000m)は、3番手の内で脚を溜めたパキスタンスター(JRAオッズ5番人気)が直線で3馬身突き抜けて圧勝。悲願のG1初制覇を飾った。走破時計は2分00秒21(GOOD)。

 2着に7番人気のゴールドマウント、さらに1馬身1/4差の3着には6番人気のイーグルウェイが入線。日本のアルアイン(2番人気)は4番手追走も勝ち馬から6馬身1/2差の5着、ダンビュライトは2番手から7着に完敗し、1番人気のタイムワープは最下位の8着に沈む波乱の決着となった。

 パキスタンスターは国際G1デビューとなった昨年のQE2Cで現地オッズ2番人気と大きな期待を集め、日本のネオリアリズムにクビ差で惜敗したものの高い素質をアピール。前途洋々と思われたが、その後にレースや調教を拒否するなど気性の難しさを見せはじめ、今季は2月の始動と出遅れていた。今回は直前で鞍上が二転三転してさらに不安要素が重なり、現地3番人気と昨年より評価を落とす形になっていたが、懸念された悪癖も出さずスムーズに追走し、遺憾なく実力を発揮した。