伝統のイボアハンデキャップはゴスデン勢がワンツー、勝者ムンタハーはメルボルンC参戦も
2018年08月26日 08:00
英ヨーク競馬場イボア開催の掉尾を飾る伝統のイボアハンデキャップ(4歳以上、芝14ハロン)が現地25日に行われ、J.クローリー騎乗のムンタハーが直線で馬群の外から3馬身1/4差抜け出して完勝した。
2着にL.デットーリ騎乗でJ.ゴスデン厩舎の僚馬ウィークエンダー、さらに1馬身3/4差の3着にはシーザライオンが入線した。
イボアハンデキャップはG1並みの賞金水準を誇るハンデ戦の一つで、ムンタハーが獲得した1着賞金31万1250ポンド(約4450万円)は、2日前にシーオブクラスが制したヨークシャーオークスの19万8485ポンド(約2835万円)を大きく上回る。ムンタハーは2016年のG1英セントレジャーで4着、昨年4月のG3ジョンポーターステークスで重賞初制覇の実績があり、今回はそれ以来1年4か月ぶりの白星となった。
同馬を所有するハムダン殿下のレーシングマネージャーは、豪G1メルボルンカップ参戦の可能性を問われると、「エントリーが締め切られていないなら、彼を登録するつもりです。多頭数で揉まれ込むと精神的にどうなるか分かりませんが」と、課題を挙げつつも豪州遠征を示唆している。