G1レースを通算3勝している3歳牝馬ワイルドイリュージョンが、来年も現役を続行することが分かった。

　C.アップルビー厩舎が管理し、ゴドルフィンが所有するワイルドイリュージョンは2歳時に仏G1マルセルブーサック賞を制覇。クラシックではG1英1000ギニー4着、G1英オークス2着と勝ち切れなかったが、中距離に路線を定めて以降は8月の英G1ナッソーステークス、10月の仏G1オペラ賞を連勝した。今季最終戦となった11月の米G1ブリーダーズカップフィリー＆メアターフは2着だった。

　アップルビー調教師はワイルドイリュージョンの現役続行を喜び、「来春までにどれほど成長してるか。それを見てからレースを決めるつもり」とコメント。「10ハロンが彼女には向いているし、そこから逸脱する理由もない。最高レベルの馬であることは彼女自身が証明している」と語っていた。