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ウィッサヒコンが英G3ウィンターダービー完勝、ゴスデン師はドバイ遠征に言及

2019年02月24日 13:12

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 現地23日、英リングフィールド競馬場でG3ウィンターダービー(4歳以上、オールウェザー10ハロン)が行われ、L.デットーリ騎乗のウィッサヒコンが中団追走から最終コーナーで捲り気味に進出し、そのまま後続を3馬身1/4差突き放して圧倒的1番人気に応えた。

 2着にW.ビュイック騎乗のコートハウスが続いてJ.ゴスデン調教師の管理馬によるワンツー決着となり、連覇を狙ったマスターザワールドは6着に敗れた。

 タピット産駒の4歳牡馬ウィッサヒコンは重賞初制覇。ダイナフォーマー産駒の半姉レインボービューもゴスデン師が管理して2009年のメイトロンステークスなどG1レースを2勝した良血馬で、ウィッサヒコン自身は2歳10月のデビュー勝ちからAW戦では7戦6勝、2着1回と抜群の適性を発揮している。

 ウィンターダービー初勝利となったゴスデン師は、ウィッサヒコンの今後について4月19日のオールウェザー・チャンピオンシップス最終日を待つのが合理的と話す一方、陣営ではドバイワールドカップデーも話題になっていることに言及。デットーリ騎手の意見を聞いた上でと断りを入れつつ「招待されればシーマクラシックを視野に入れることもある。彼は10ハロンから12ハロンの馬なんだ。母親は距離をこなしたし、彼も今はレース中に力まなくなった」と話し、今季終盤か来年にはアメリカ遠征も選択肢にあることを明かしている。

 なお、デットーリ騎手は「彼はリラックスできるようになって、走るごとに良くなっているし自信をつけているよ。ジョン(ゴスデン師)はウィッサヒコンをドバイへ連れていくかもと冗談ぽく言ってるけどね」と答えている。