脊髄損傷のF.ベリー騎手が引退、日本でも活躍
2019年04月02日 12:20
日本での騎乗経験もあるアイルランド出身のF.ベリー騎手が、落馬による脊髄損傷のため現役を引退することが分かった。
これは英競馬メディア『sportinglife.com』が現地1日に報じたもの。38歳のベリー騎手は今年1月29日にウルヴァーハンプトン競馬場でのレースで落馬して脊髄を損傷。手術を受けて復帰を目指していたが、それはかなわなかった。
同サイトによると、ベリー騎手は「子どものころからの夢だった騎手として23年を過ごしてきたが、医師からその夢が終わったことを受け入れるようにと言われた」とコメント。非常に残念だとの思いを吐露しつつも「自分はなんてラッキーだったのか」と家族らへの感謝を示したという。
ベリー騎手は15歳でジョッキーデビュー。2010年にパスフォークでヴィンセントオブライエンナショナルステークスを制してG1勝利を果たしたほか、短期免許を取得して騎乗した日本でもラブリーデイで2015年の中山金杯を制し、昨年のジャパンカップではサンダリングブルーに騎乗していた。