米G1サンタアニタダービー、ロードスターが同門ゲームウィナーを鮮やかに差し切る
2019年04月07日 14:20
ケンタッキーダービーに向けた西海岸の大一番G1サンタアニタダービー(3歳、ダート9ハロン)が、現地6日にサンタアニタパーク競馬場で6頭によって争われ、5番手で中間点を通過した2番人気ロードスターが、ワンテンポ溜めた仕掛けから末脚を炸裂させて鮮やかに差し切った。
1/2馬身差の2着に1番人気のゲームウィナー、さらに1馬身3/4差の3着には3番人気のインスタグランドが入線した。
クオリティロード産駒のロードスターは大一番で重賞初制覇。今回は同じB.バファート厩舎で1番人気のゲームウィナーを1馬身ほど前に見ながら中間点を通過した。しかし、僚馬が第3コーナーで先に動いたのに対し、ロードスターはじっくり脚を溜めて一時は6、7馬身差。そこから一気のスパートで差し切る名手M.スミス騎手の手綱捌きが光った。
サンタアニタダービーはケンタッキーダービー出走馬選定ポイントシリーズの中でも西海岸最大の前哨戦に位置づけられ、昨年の優勝馬ジャスティファイは史上2頭目となる無敗での三冠を達成。さらにKダービーとプリークネスステークスの二冠を制したカリフォルニアクローム(2014年)やアイルハヴアナザー(2012年)と、最近10年だけで3頭のダービー馬を輩出している。