ディープインパクトが急死、凱旋門賞に挑んだ日本競馬の至宝
2019年07月30日 16:37
日本で圧倒的な強さを誇り、凱旋門賞にも挑戦したディープインパクトが急死した。17歳だった。
繋養先の社台スタリオンステーションの発表によれば、負傷していた頸部の手術を28日に行い術後の経過も安定していたが、翌日の午前中に突然起立不能になったという。その後も治療を試みたものの30日の早朝、頸椎に骨折が見つかり回復の見込みが立たないことから安楽死の処置が取られた。
現役時代は史上2頭目の無敗の三冠馬となるなど、国内で数々の実績を残したディープインパクト。2006年には満を持してフランスに乗り込みG1凱旋門賞に臨んだが、3着入線からの失格となり、日本調教馬初の栄冠とはならなかった。
その後は種牡馬として国内だけにとどまらず、世界を股にかけて活躍。仏ダービー馬スタディオブマンや、2度のG1制覇の実績を持つサクソンウォリアーを生み出した。