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三冠馬ジャスティファイにダービー前の薬物違反報道、調教師は使用否定

2019年09月13日 11:59

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 2018年に米クラシック三冠を達成したジャスティファイについて、米紙『ニューヨーク・タイムズ』のウェブサイトは現地11日、ジャスティファイがクラシック初戦のケンタッキーダービー前に薬物検査で陽性反応を示し、レース出走の資格がなかったと報じた。

 同紙によると、ジャスティファイはケンタッキーダービー前哨戦として出走した4月のG1サンタアニタダービー勝利後の検査で、禁止薬物のスコポラミンに陽性反応を示したとのこと。

 しかしカリフォルニア州競馬委員会(CHRB)が同馬を管理していたB.バファート調教師に通知したのはダービー9日前で、検査結果の確定にも1カ月近くかかったため、ジャスティファイの三冠達成後に極秘で薬物違反の疑いを退けることを決めたという。

 この報道に対してバファート調教師は「自分の管理馬に(スコポラミンのような)薬物を故意に使用する調教師はいない。私なら絶対にしない」とコメント。通達を受けた際は馬鹿げた話だと思ったらしく、対応は弁護士に任せて自分はダービー制覇に注力したという。

 またジャスティファイの共同馬主の一員であるウィンスターファームのE.ウォルデンCEOは一連の報道に「非常に残念」とコメント。「スコポラミンはカリフォルニアではよく知られた汚染物質で、他のトップ調教師たちも同様の問題に直面していた。今回の件はボブとジャスティファイ、私たちにとって不名誉なこと」とバファート調教師らを擁護した。