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KYダービー長年の懸案が解消へ、20頭立て対応の特注ゲート導入

2020年02月05日 11:51

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 ケンタッキーダービーの舞台であるチャーチルダウンズ競馬場を運営するチャーチルダウンズ社は現地3日、今年5月に行われる第146回KYダービーから特注ゲートを導入すると発表した。

 公式リリースによると新しいスターティングゲートは豪州製で、4月上旬に競馬場に到着予定。65フィート(約19.8m)の長さはKYダービーのゲートが置かれる1200m地点のコース幅120フィート(約36.6m)に対して十分な余裕を残す。従来のKYダービーでは14番枠から外は補助ゲートで対応するため、15番枠との間に大きなスペースが生じて外枠不利の一因となっていた。

 新ゲートの導入について同社レース部門統括のM.ジーグラー氏は「20頭対応の新たなゲートはクリーンなスタートと人馬の安全性向上に役立つでしょう」と期待を寄せている。

 チャーチルダウンズ競馬場では1930年にスターティングゲートを採用し、1941年に電気制御の14頭立てゲートを導入。翌年からケンタッキーダービーの補助ゲートが追加になり、昨年までの22回連続を含む54回使用されてきた。