オーストラリアのレーシングヴィクトリア（RV）は現地2日、今月14日に行われるマイル戦としては世界最高賞金の500万豪ドル（約3億5000万円）を誇るオールスターマイルのワイルドカードでの出走馬3頭を発表。日本生まれのディープインパクト産駒フィアースインパクトらが選出された。

　M.スミス厩舎の6歳馬フィアースインパクトは、昨年10月のG1トゥーラックハンデキャップと11月のG1カンタラステークスを連勝。今年に入ってからも2月8日のC.F.オーアステークスで2着、同29日のチッピングノートンステークス3着とG1で好走を続けている。

　豪競馬メディア『racing.com』によると、RVのG.カーペンター氏は「フィアースインパクトにワイルドカードを与えることはいたって簡単な決断だった」とコメントしたという。

　そのほかでワイルドカードに選出されたのは、G1を通算6勝の9歳馬ブラックハートバートと、オーストラリアンギニーで2着の3歳馬スーパーストーム。なお投票の上位10頭にはオーストラリアンギニー馬アリゲーターブラッドやニュージーランドの女傑メロディベルらが名を連ねている。