ロイヤルアスコット開催、伝統的に行われてきたレース施行日を変更も
2020年05月17日 07:21
早ければ6月1日にも再開される英国競馬で、伝統的に組まれてきたロイヤルアスコット開催のレース施行日が変更される可能性が浮上している。
英国政府の承認次第ではあるものの、6月1日に競馬が再開された場合、1000ギニーと2000ギニーは6月7日と8日の施行が青写真となっているが、同様にロイヤルアスコット開催へ向けた前哨戦も再開初週に編成されることになる。
両ギニーの出走馬はロイヤルアスコット開催の呼び物である3歳マイル戦に臨むこともしばしばで、アスコット競馬場のレース部門ディレクターを務めるN.スミス氏は『Sky Sports Racing』の取材に対して「両ギニーの出走馬がセントジェームズパレスステークスとコロネーションステークスに向け、できる限り間隔を開けられるようにする必要がある。それを一番に決め、逆算して作業していくことになる」と最優先にする考えを明かした。
その上で、スミス氏は再開から間もなく迎えるロイヤルアスコット開催の各2歳戦についても、前哨戦との最善の施行日を探るとコメント。「理想的なシナリオとはならないし、今年は誰もが完ぺきに準備できるとも言えないが、我々には仕事に取り掛かり、やり遂げる義務がある」と意欲を見せている。