現地17日、英ロイヤルアスコット開催のG1プリンスオブウェールズステークス（芝10ハロン）が行われ、J.ドイル騎乗のロードノースが快勝した。

　レースはバンコクが引っ張り、アデイブが2番手で追走する展開。スタートで出遅れた1番人気のジャパンは早めにポジションを挽回して3番手まで押し上げ、ロードノースは後方に待機する。

　そのままの隊列で直線に入るとアデイブがバンコクと並んで先頭に。ジャパンも追走体勢に入ったが、外に持ち出したロードノースが鋭く伸びて前をまとめてかわしてゴールした。3馬身3/4差の2着は粘りこんだアデイブ、さらに1馬身1/4差の3着には追い込んだバーニーロイが入り、ジャパンは4着に終わった。

　J.ゴスデン厩舎のロードノースはドバウィ産駒の4歳せん馬。重賞初挑戦だった今月7日のG3ブリガディアジェラードステークスからの連勝で一気にG1馬となった。ゴスデン調教師は「去勢してから落ち着いているが、いまだにとてもお調子者な馬。それでも以前のようにクレイジーではない」と語っていた。