仏牝馬G1ロワイヤリュー賞、ワンダフルトゥナイトら3歳馬が上位独占
2020年10月04日 09:44
現地3日にパリロンシャン競馬場で行われたG1ロワイヤリュー賞(3歳以上牝馬、芝2800m)は、2、3番手キープで道中を運んだワンダフルトゥナイトが、中団から早め進出のピスタを直線入口で突き放すと、外へもたれながらも1馬身1/4差を守り切った。
さらに5馬身離れた3着にエベイラが続き、上位を3歳馬が独占。今季重賞2勝の4歳馬マヌエラデベガは12頭立ての11着に大敗した。
ワンダフルトゥナイトは8月のG3ミネルヴ賞に続く2度目の重賞勝ちでG1初制覇。前走のG1ヴェルメイユ賞は良馬場で5着に敗れたが、この日はミネルヴ賞と同様に水分を含んだ馬場状態で適性を発揮した。
D.ムニュイジエ調教師は、ワンダフルトゥナイトを2週後の英チャンピオンズデーに登録してあるものの、出否については今後の様子を見てからと保留。「現役を続け、全て順調なら来年は凱旋門賞が大目標になるだろう」「今年も追加登録しようか話し合っていたんだ。冗談めかした感じだったかもしれないが。もしラブが回避すると分っていれば、追加登録するようもっと主張したのに」と自信を深めていた。