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素質馬グラフがトンネル脱出、豪G2コーフィールドスプリントで2年2か月ぶり白星

2020年10月21日 12:41

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 豪G2コーフィールドスプリント(3歳以上、芝1000m)が現地17日にコーフィールド競馬場で行われ、5番人気のグラフが後方2番手から直線で大外を一気に突き抜け快勝した。

 1.25馬身差の2着争いを3番人気のファバージーノが制し、1番人気のアルファオーロは逃げるも勝ち馬から1.65馬身差の4着に終わった。

 グラフはヌレイエフ系スターウィットネス産駒の5歳牡馬で、2歳終盤の2018年4月から3歳初戦のG3サンドメニコステークスまでデビュー3連勝。その後もG1ゴールデンローズステークス3着、ジ・エベレスト5着など活躍したが、大崩れが少ない一方で勝ち切れないレースが続いた。今季からD.オブライエン厩舎に移籍して心機一転を図ると、その初戦でサンドメニコS以来となる2年2か月ぶりの白星(重賞2勝目)とさっそく結果を出した。

 同日の豪競馬メディア『racing.com』によると、同馬の生産から携わってきたというオブライエン師は「彼を生まれた時から知っているから、また一緒になれて勝っていた頃の状態に戻せてうれしいよ」と復活を喜び、今後はG1ダーレークラシックを見据えてG2ティーエービーステークスに向かうとコメントしている。