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ドバイWCも制したグライダー騎手、今季限りでの引退を表明

2020年10月28日 12:30

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 米国の西海岸を中心に活躍するA.グライダー騎手が、1031日から1129日までのデルマー開催をもって引退することを発表した。米競馬メディア『bloodhorse.com』が現地26日付けで報じている。

 グライダー騎手は25日にサンタアニタ競馬場の第8レース終了後、競馬専門チャンネル『TVG』のレポーターに対して「素晴らしいキャリアだったが、レースに向ける情熱が仕事としては釣り合わなくなった。競馬場に来てレースに勝ち、馬に囲まれていることを愛しているが、競馬場で自己改革に努めることに意味を見出せない。順番が来たのさ。34年間の素晴らしいキャリアだった。次へ進む時だ」と完全燃焼の思いを打ち明けた。

 今年で50歳を迎えたグライダー騎手は1986年のデビューから1026日までに通算3933勝(勝率13%)を記録。2009年にはドバイワールドカップをウェルアームドで制すなど、獲得賞金は合計129082338ドル(約135億円)に上る。