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重賞3勝のテレキャスターが引退、フランスで種牡馬入り

2020年11月18日 11:41

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 8月の仏G2ドーヴィル大賞や昨年の英G2ダンテステークスなど重賞を3勝したテレキャスターの現役引退が決まり、フランスのデヴィンファミリーが所有するメニル牧場で種牡馬入りすることになった。英競馬メディア『racingpost.com』が現地15日付けで報じている。

 ニューアプローチ産駒のテレキャスターはH.モリソン調教師に管理され、昨年のダンテSではトゥーダーンホットの無敗をストップ。前哨戦を制したことで英ダービーに追加登録され、3番人気に推されたものの最下位に敗れた。

 しかし、4歳を迎えた今年になって本格化し、6月の仏G3ラクープで久々の勝利を手にすると、8月のドーヴィル大賞も圧勝。凱旋門賞出走に名乗りを挙げたが回避することになり、そのまま引退の決断が下された。

 テレキャスターを種牡馬として購入したH.デヴィン氏は「我々は彼のことをずっと追いかけてきた。体格と同様に血統も気に入っている」「彼は優れた競走馬であり、我々の繁殖牝馬にマッチするのではないかという希望がある。あらゆる馬場をこなすのがいいし、すごくエキサイティングだ」と期待を明かしている。

 なお、テレキャスターの母シロッコスターもモリソン師が管理し、英・愛オークスでともに2着と活躍。ドバウィ産駒の半弟アルスハイルは今年の英2000ギニーに出走している。