モレイラ騎手、香港ヴァーズでは5年ぶりの地元馬騎乗へ
2020年11月25日 12:59
日本でもおなじみの“マジックマン”こと香港のJ.モレイラ騎手が、今年の香港ヴァーズで地元のコロンバスカウンティに騎乗することになった。香港メディアの『サウスチャイナモーニングポスト』(電子版)が現地24日付けで報じている。
香港ヴァーズでのモレイラ騎手は最近4年連続で日本からの遠征馬に騎乗し、2019年のグローリーヴェイズと2016年のサトノクラウンで2勝。2018年はリスグラシューで2着、2017年もトーセンバジルで3着と好成績を収めてきた。地元馬に騎乗するのはヘレンハッピースターで5着だった2015年以来のことになる。
今回、騎乗する予定となったコロンバスカウンティは、22日のジョッキークラブカップで最後方から巧みに内ラチ沿いを進出して直線強襲。1着のフローレから2馬身差、2着のエグザルタントから1馬身1/4差の3着に健闘した。
同レースは勝ち馬のフローレに騎乗していたモレイラ騎手だが、コロンバスカウンティについて「彼は素晴らしいよ。あの走りは目を引いたし、彼の手綱を取れることになってうれしい」「もし彼が勝つとしても驚きはないね。もちろん、エグザルタントは断然の人気だし、彼はそれに値するけど、コロンバスカウンティは状態が上向きの馬で、我々はまだ彼のベストを知らない」と、香港長距離界の王者に敬意を表しつつパートナーの成長力に期待を見せている。
「週末のレース(ジョッキークラブC)のように彼がスムースに走れたら、みんなを負かすかもしれないよ」と、モレイラ騎手は自信をにじませている。