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香港馬のドバイ遠征、新型コロナの検疫が壁となり断念へ

2021年02月07日 11:59

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 香港の『サウスチャイナモーニングポスト』(電子版)が現地6日付けで報じたところによると、ドバイワールドカップデーに登録のある香港調教馬の遠征計画が、新型コロナウイルスに関する検疫期間の都合で事実上消滅した。

 香港調教馬はドバイワールドカップデーに6頭が登録し、A.クルーズ厩舎のフローレ(ドバイターフ)とA.ミラード厩舎のイルーシヴステート(ゴドルフィンマイル)の2頭が招待された。しかし、この2頭とも辞退している。

 現在、香港行政府はUAEへの渡航を「very high risk」に指定しており、遠征した馬は帰国時に数週間の検疫を要す。しかし、渡航後に「extremely high risk」へと変更された場合、遠征馬の帰国そのものが禁止される可能性もあり、クルーズ師はリスクを考慮して断念したと香港ジョッキークラブの担当者が認めた。

 なお、香港とサウジアラビア間では検疫に関する取り決めがなく、現時点で香港調教馬のサウジ遠征は不可能。この問題については、来年以降の実現に向けて香港農業水産管理局が現地当局と合意を目指しているものの、まだ時間を要すと同氏は話している。