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豪オールスターマイル、ムガトゥーが巧みなコース取りから突き抜ける

2021年03月14日 11:23

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 芝のマイル戦として世界最高の賞金総額500万豪ドル(約4億2300万円)を誇るオールスターマイル(芝1600m)がムーニーバレー競馬場で現地13日に行われ、3番人気のムガトゥーが中団の内ラチ沿いから馬群を縫って逃げ馬の背後に接近すると、その外に1頭分開いたスペースから一気に抜け出して快勝した。

 0.5馬身差の2着に勝ち馬の後ろから最終コーナーで馬群の外に持ち出された2番人気のロシアンキャメロットが続き、さらに3.25馬身離れた3着に5番人気ベヒーモスが逃げ粘った。D.レーン騎乗の1番人気プロバビールはムガトゥーと並び中団馬群を形成するも、外を回らされた最終コーナーで後方に下がるなど見せ場なく12着に惨敗している。

 ムガトゥーはK.リース調教師が管理するヘンリーザナビゲーター産駒の6歳セン馬で、昨年8月末のG3プレミアズカップで重賞初制覇を飾り、次戦のG3ニューカッスルゴールドカップも連勝。これまでの重賞勝ち鞍はその2勝のみだったが、続くG1ザメトロポリタンで2着、G1コックスプレートでも4着に好走するなど近走は充実していた。