現地5日、英チェスター競馬場にて英ダービーの前哨戦にあたるG3チェスターヴァーズ（3歳牡馬・せん馬、芝12.5ハロン）が行われ、T.マーカンド騎乗のユーススピリットが快勝した。

　道中は内側の3番手で脚をためていたユーススピリットは、先に仕掛けて抜け出したファンシーマンを追って直線でスパート。早々にこれをかわすと、追い込んできたサンドハーストも1馬身3/4差で退けた。

　ユーススピリットはA.ボールディング厩舎のキャメロット産駒。2歳時に英G2ヴィンテージステークス3着があり、3歳初戦だった4月の前走はリステッドで4着どまりだったが、叩き2戦目の今回は見事に重賞初制覇を果たした。

　ボールディング調教師はユーススピリットについて「父系はスタミナがあり、母系はスピード豊か」とコメント。「本番まで順調なら、もちろんエプソムに向かうよ」とダービー参戦の意向を示している。