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パレスピアが英G1ロッキンジSを完勝、ゴスデン師は10ハロンにも自信

2021年05月16日 06:37

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 英ニューベリー競馬場でG1ロッキンジステークス(4歳以上、芝8ハロン)が現地15日に行われ、先頭から5馬身ほどの中団後方を追走した1番人気のパレスピアが徐々に外ラチ方向へ進路を取ると、鞍上のL.デットーリ騎手が残り2ハロン標識を前にライバルの出方を確認して豪脚一閃。食い下がる6番人気レディボウソープを寄せつけず1馬身1/2差で快勝した。

 さらに5馬身1/2差の3着に3番人気のトップランクが続き、2番人気のロペイフェルナンデスはパレスピアの背後でマークするも反応できず、18馬身以上離されて11頭立ての8着に大敗した。

 パレスピアは今季初戦のG2ベット365マイルから連勝で4度目の重賞勝ち。G1制覇は3度目とした。J.ゴスデン調教師は「フランキー(デットーリ騎手)は欲しかった位置より少し後ろになったらしい」「道中は凄くいい感じだったし、彼は残り2ハロンで勝ったと思ったと言っていたけど、先頭に立って物見をしたそうだ。2着の牝馬は頑張ったね。彼らには息を飲んだよ」とレディボウソープも賞賛する余裕。次戦はロイヤルアスコット開催のクイーンアンステークスと明言した。

 なお、ゴスデン師はパレスピアには10ハロンまで問題ないという考えを明かし、クイーンアンS後は英インターナショナルステークスが濃厚とコメント。フランスへの渡航が難しくない状況であればジャックルマロワ賞の可能性もあるとしている。