南アフリカ競馬のシーズン総決算、G1ダーバンジュライ（3歳以上、芝2200m）が現地3日にグレイヴィル競馬場で行われ、大外18番枠から序盤は後方につけたコメットディーディンが中間点で中団に進出。外ラチ近くに持ち出された直線では残り100mから先頭に立ち、2着馬を1/2馬身振り切った。

　中団で内ラチ沿いを追走したラインバッカーが馬場の中央から勝ち馬に食い下がり、昨年の2着馬でラインバッカーと1番人気を分け合ったガッドザグリーンライトとの2着争いをアタマ差で制した。

　コメットディーディンはサドラーズウェルズ系イルーシヴフォート産駒の3歳牡馬でG1初制覇。昨年6月16日の2歳終盤にデビュー勝ちすると、今年の1月30日に行われたG3ポリティシャンステークスまで無傷の4連勝を飾った。その後は前走のG1デイリーニューズ2000などでラインバッカーに2連敗したものの、南ア最大の一番で2度目の重賞勝ちとした。